え、ソニーが住設向け機器ビジネスに参入だって? 

ソニーのマルチファンクションライトっつぅ、まぁスピーカーとマイクとWiFiが入ったシーリングライト(天井照明)が『開発中であることを発表』した( http://japan.cnet.com/news/service/35076114/ )。まぁこれがまた今風というかアレだが(あんまりソニーは開発中で販売時期も表明しない製品情報を出さない傾向にあった)。でだ。このニュースがギョーカイ的に面白いのはそこじゃないw 

ソニーでは、2016年度前半の商品化を目指しており、電材卸事業者や住宅会社へ販売する予定

...ってところだ。電材(B2Bで住設業者に販売されるチャネルの製品。高い。小ロット。)かぁ、と。ソニーは電材分野にはほとんど来ていなかっただけに、このニュースリリースはこのポイントが面白いところであり、読みどころ。パナはもともと電材強くてB2Bシフト、ソニーもそっちを模索しはじめたのかぁという感じで面白いわけだ。勿論SBS*1部隊も居るけどあっちは映像系専門だし、どこから出すんだろうもしかして住設専門の事業部作るのか? とか思ってみていたら下記オフィシャルニュースリリース

問い合わせ先: ソニー株式会社デバイスソリューション事業本部 L-Gadget事業室
http://www.sony.co.jp/Products/multifunctional-light/?j-short=/multifunctional-light/

....と書いてあるときた。ここ!これ! この商品のどこにも面白いポイントはないけど、この1行はすげー面白いわけだ。
だってデバイスソリューション事業部(以下DS部隊)ですよ。詳しくない方向けにいえば『ソニー半導体事業体』だ。
L-Gadgetはまぁリビングガジェットの略なんだろうが、ぐぐっても情報が出てこないので実質これが初のアウトプットなのだろう。


つまりこのニュースの面白いところは、半導体だけじゃなくてもっと最終製品に近いものをDS部隊が仕掛けてきた、しかも方向は住設で、これまで住設専門の事業部とかまだ無い状態から住設にいくぜーという方向なのねー、へー、ほー。というポイント。あと、DSってことは基本は半導体部隊なわけで、まぁたぶんB2C部隊にも相談はしたんだろうけどそっちでGo出なかったのを推し進められる強い決裁権者がいたのかなぁとか、色々読んでいて面白いニュースリリースなわけです。


え、CerevoのネタとCESネタ? そんなものは帰国して24時間後にまた深センに飛ばなきゃいけない現状で書いてる暇あるわけないじゃないですか(ぉ

*1:Sony business solution、放送機器なんかを放送局とかに売ったり、大型映像表示機器なんかをシステム納入する部署