ブルセラショップとイメクラに思う日本ならではのネットサービス事業の可能性

昨日のエントリにて

日本人は能動的に情報収集する世界とは縁遠いように感じるのである。まったくの仮説だが、もしかすると日本人は少数の高品質なコンテンツを受動的に消費することに慣れきってしまっており、自ら望みのコンテンツを見つけ出して能動的に消費してやろうという探究心に欠けるのではないだろうか。

などと日本人のWeb2.0界における"カルチュアルディファレンスとしての弱み"をクローズアップしてみたのだが、だからといって日本マーケットにゃ可能性ナッシング、なんてことはありえない、何か日本人・日本マーケットのみが持つ可能性ってのも必ずあるはずと考え続けていた。仕事上がりに外国人のスタッフと一緒に飲みに行ったのだが、そこで閃いた。

日本人のイマジネーションスキルは世界にも類を見ない

という点である。なんでいきなりこんな話になったかというと、言うのもはばかられるがヤフオクの出品禁止商品に"使用済み下着"があるという話から『女子高生の使用済み下着を扱うブルセラショップ』の話題にシフトした際。当の外国人スタッフから驚嘆の声が上がる。彼は6ヶ国語以上を話す言語エキスパートでありかつ5ヶ国以上での1年以上在住経験をもち、数々の国家におけるカルチャーを知り尽くしているのだが、そんな彼が『そんな商品・商売が成り立つ国は聞いたことがない』『少なくともアメリカやヨーロッパ各国じゃぁそんな需要はない』というのだ。

いや、そこはそれ、使用者*1の顔写真とセットになっていて、だいたいその使用者ってのが可愛く写っていて、ユーザーは(多分)匂いを嗅いだりして使用者をイメージしながら『活用』するんだ、などと力説してその場は終わったのだが(勿論日本語でそんな恥ずかしい議論はできないので英語で...)、日本人のイマジネーションパワーはすごいね、という話になった。同席者から『だってイメクラなんて風俗が、しかもあれほどのバリエーションで*2存在してるのは日本だけでしょ?』との発言まで飛び出した。

確かにそうかもしれない。海外旅行経験豊富というわけではないが、行く先々で興味本位に風俗情報をCheckしてみたりするが、イメクラしかり使用済み下着販売店しかり、日本ほどイマジネーションを掻き立てる性風俗業が流行っている国は見たことがない。アジアだとそういうとこもあるのだろうか?


で、何かこう、イマジネーションをキーファクターとしたネットサービスを考えれば、日本ならではのマーケットを作ることができ、日本のWebサービス事業者って欧米発のビジネスモデルの真似事しかしてないよね、という非難をかわすことができるかもしれない。

ブロガーのプロフィールを読者みんなで勝手に想像して楽しみつつ、読者間の交流を深めるサイト、とか。実はこの人は女性で、バツイチで都市部に住んでて今日の下着は縞パンで...とか想像し合うわけだ。キモっ(w でも楽しそう(ぉ 問題はアドバタイジングモデル以外でどういった収益形態を考えるか。まぁ案がないわけではないが、会社をやめたくなった日のために取っておこう(笑




あ、そうそう。
コネタだがすごい発見がもう一つあった。


英語で使用済み下着を何というか。Secondhand lingerieか? と思ったが、それでは使用済み感が出ないし、そもそもランジェリーはフランス語らしい。で、外国人の彼に教えてもらった。









Unwashed underwear
ズガ━━━━Σ(´Д` )━━━━ン!!

なんというか確かに匂ってきそうなニュアンスが伝わってくる。コトバってムズカしい...

*1:本当に使用者だったかどうかはさておき

*2:痴漢電車VerからエレベーターガールVerまで...