動画ブログは意外に流行るかもしれない。ということは、自分撮り用小型カメラが売れる!?

日本語ペラペラの米国人女性サンミさんによるビデオ・ブログが、Japanese Blogosphereでちょっとした話題になっている。といっても話題になったのは2chが発端のようだが。青汁を美味しく飲む方法を解説してみたり、チャーハン自炊初挑戦を中継してみたりと日常色溢れるVideo clipをアップしていたようだが、某お笑い芸人が逮捕された件に言及してみたところほうぼうからリンクされて有名になっちゃった模様。

で、彼女の映像を見るまでは、YouTubeにていち個人がUPした自画撮り映像を複数個連続で見る、ということをしたことがなかった。動機は不純なもので、端麗な容姿でたどたどしい日本語を操る彼女がCuteでついつい他の映像も、と見てしまったわけだが、そんな中で気づいたの事がいくつかあったので箇条書きにしてみたい。

YouTube使ってビデオブログつけるの、楽しそう

いまさらだなヲイ、と言われそうだが私はビデオブログ否定派だった。編集はめんどいし、編集しなけりゃ一発撮りしかないし、文字比で匿名性が低くなるし...etc,etc とにかく次はブイログだ!なんて言う人に片っ端から『ねぇよ!』って言って回っていたのだが、結構楽しそうかもコレ、という温度感に変わった。

実際やろうとすると今世の中にあるカメラじゃ使いにくいよね

でまぁ本題なのだが、ビデオの自分撮りってとっても難しい。そりゃそうだ、そもそもビデオカメラってものは自分を撮るなんて用途はこれっぽっちも考えずに設計されているし、PCとの連携も決して便利とは言えない。ワイド側の設計を詰めていないので広角撮影もできないし、三脚に乗せてしまうと今度は自分が画角内から離れることができない。さらに、100倍ズームだの長時間駆動だの、自分撮りショートクリップの撮影には不要な機能がてんこ盛りで、おまけに値段も高いときた。

理想的なデバイスを考えてみた。35mmフィルム換算で23mm程度の広角レンズ(コストの問題もあるので単焦点パンフォーカスみたいなものでもよかろう)を搭載し、3倍ぐらいまでのズームを持ち、バッテリは20分も持てば良くて、PCにワンタッチで転送可能なようにUSBマスストレージに対応するか、SDカードに映像を保存する仕様がいいだろう。さらに、どこにでも置ける小ささ・軽さと内蔵三脚や吸盤(?)などの固定用デバイスを充実させる必要性がある。軽い為落としても壊れにくい、という側面も重要になってくるだろう。具体的にはビデオチャット用のUSB Web CameraにケータイのバッテリーとSDカードスロットをドッキングさせたようなイメージになるだろうか。

大手電機メーカー内で提案しても「ニッチすぎるマーケットだ」と怒られそうだが、『ポラロイド』や『チェキ』といったヒット商品の可能性を秘めているのではないかと思う。


『写るンです Video』なんてものが発売されて、従来どおり現像に出したらどっかの動画共有サービスにアップするところまで含めて「現像料...改め、作業量600円になります」なんてビジネスモデルをやり出す業者が出て来る可能性だって否定できない。

さらには被写体自動追跡機能が欲しい

被写体の自動追従機能もぜひ欲しい。そんなの技術的に無理!という意見もあるが、上下60度、左右360度、電子的に可動する三脚なんてのはギミック的にそう難しいものではない。カメラに追従機能を入れるコスト的余裕はなかなか出てこないので「目標を追いかける三脚」がオプションで発売される、なんてストーリーが現実的なところだろうか。

え、追いかけ技術はどうすんだって? 赤外線送受信装置と赤外線を反射するシールがあれば、十分に精度の高い追いかけが可能だ。実は既にこの技術を用いたTrackIRというゲーム用デバイスが実在し、世界中のゲーマー達が活用しているのである。リンク先の動画にて、TrackIRを使って操作者の頭の動きとゲーム内視点移動が完全に同期している様が見てとれるはずだ。この動画では帽子に赤外線反射シールを貼っているが、サンミさんの料理シーンであれば、菜箸やお玉を握る右手に反射シールを貼り付ければよかろう。

http://www.onlineplayer.jp/modules/content/index.php?page=150

究極は常時撮影&プレイバックか

以上のような要件を満たしたデバイスが発売され、ビデオブログを書く人が爆発的に増えたとしよう。そうなると絶対に次に出てくるウォンツが『生活の中で起こったちょっとしたハプニングを公開共有したい』というものだろう。さっき階段でコケた、さっきフェラーリとすれ違った、などの偶発的なネタこそがブログネタになりやすいのだから。このウォンツを解決するために、身に着けて常時撮影させつつ1時間ほどだけバッファを持っておき、ユーザが『さっきのあの映像、切り出してYouTubeへ!』と指示を出せばコンテンツの自動UPが行われる、そんなイメージを持っている。

実は3年ほど前にMicrosoft Reserchが提案していたSenseCamプロジェクトがこれにそっくりな仕様。死に絶えたか?と思われていたこの研究テーマが、YouTubeがきっかけとなって2007年頃いきなり花開く.......かもしれない。

SenseCam prpject details> http://research.microsoft.com/sendev/project_sensecam.aspx


あ、そうそう。大事な事を言い忘れていた。


携帯の動画撮影機能でいいぢゃん なんて突っ込みは受け付けません(ぉ