ナビタイムのオジサンが『ナビ』だってことを知ってる人は何人いるんだろう...

ちょっと柔らかいネタでひとつ。関東では、ナビタイムという乗り換え案内サービスが、プロモーションに大変力を入れている。山手線の社内広告からTV-CMまで、これでもかというほど彼らの広告を目にするのだが、そこにはナビタイム・サービスを擬人化した案内人が毎回必ず登場する。その姿はというと、インカム付きヘルメットを被ってレーシング・スーツを着用、クチヒゲを蓄えたアングロサクソン系外国人なのである。

勘のいい方はもうお気づきであろう、『ナビ』ときてレーシングスーツ、下記画像のようなヘルメットとくれば...




そう、ラリードライバーの横に座って、先の見えないコースを読み上げてドライバーに伝える役目を負う、コ・ドライバーをイメージしているのである。一昔前は彼らのことを「ナビゲーター」略して「ナビ」と呼んでおり、ナビタイムのサービス名に引っ掛けてみたのだろう。ちなみに下記動画で右側に座ってひたすらしゃべってるのがコ・ドライバーである*1

ドライバーはコ・ドライバーの案内を信じてブラインドコーナーに全開で突っ込み、0.1秒を削って争う。なるほど、ナビタイムのサービスイメージにはぴったりだ。

が!


あのCMに登場するオジサンがラリーのナビゲーター(コドライバー)をイメージしている、なんてことを一体何人が理解しているのだろうか...。何となくレースの人っぽい → 目的地に早く到達できそう 程度の連想しかできていない人がほとんどなのではなかろうか。ナビタイム社のこだわりなのか、広告代理店の暴走なのかはわからないが、国内におけるラリー選手権の人気の無さをもう少しリサーチしておけばよかったのではないだろうか。

モータースポーツヲタとしては、なにげにペースノートちゃんと持ってたりする細かい作りこみがちょっとうれしかったりはするのだが...

*1:ちなみにデビット・リチャーズってオジサンで、F1やラリーでは超有名人