え、コレ英語じゃないの!? 米国で通じにくいカタカナIT用語集

3時間ぐらい英語のPodcasting聞きつつ米国拠点から送られてきた報告書読んでたら脳みそ英語モードに入っちゃったのでちょっとした英語関連エントリをひとつ。

IT業界やデジタル家電業界にいると、日本語で会話しているのに英語を日本語の接続詞で繋いでいるだけのような会話になることもしばしばだ。「インターネットレディのデジタルテレビにおけるブラウザコンポーネントはフラッシュとエージャックスをサポートしていない」みたいな。でも意外にアメリカ出張して現地の人と打ち合わせをするとカタカナ表記で使っている英語らしきものが通じなかったりする。そんなつい英語の会議で使ってしまいそうなカタカナIT用語をちょろっとリストアップし、どう表現すれば通じやすくなるかの対応表を作ってみた。が、通じない、なんてタイトルをつけて煽っているが、実際通じなくはないのがほとんど。だが通じ"にくい"のは確かなので、わかりやすい表現を覚えておきたい。

「LAN(ラン)」と「Ethernet

まぁ当然ちゃー当然なところから。LANをランといっても通じ....るのかもしれないけど、口語として発音するときはEthenet(イーサーネット)と言うことが多い。でも、WiFiはそのままワイファイでOK。

CGM」と「UGC

Web2.0といえばBlogやSNSといったCGM...」なんて使い方をされるConsumer Generated MediaことCGM。通じないことはないけれども、アチラではUGCと言うことが多いみたい。User Generated Contents ですな。缶コーヒーじゃぁないがUCC(User Created Contents)なんて言い方をする人もいる。

「DVDレコーダー」と「デジタルビデオレコーダー(DVR)」

個別の商品名で言うところのディーガとかスゴロクとかRDとかああいった商品のことだが、日本ではDVDレコーダー、ハードディスクレコーダーなどと呼称する。どうみても英語っぽいが、実は通じなかったり通じにくかったりする。アチラでは「DVR(Digital Video Recorder)」なる呼称が一般的なようだ。メーカーによってはDVD Recorderなる商品カテゴリを設定してたりはするのだが。

「チューナー」と「セットトップボックス(STB)」

スカパーなんかに入ったときに設置する専用の受信機のことを、日本ではCATVチューナー,CS用チューナーなどと言ったりするが、アチラではSTB(Set Top Box)と言うことが多い。ただしSTBは大変広義な意味で使うので注意が必要。"CATV STB"などとして使う場合は日本で言うチューナーユニットを指しているが、Apple TVみたいなデバイスSTBという言葉のスコープには含まれるからだ。

「キャリア」と「テルコ(テレコ)」

通信事業者のことを「キャリア」と呼ぶことが増えてきたが、これも和製英語...なのかな? アチラではTelco(Telecomの略だろうか?)と言えばキャリアの意。厳密には「キャリア」って日本語は回線を自前で持ってる業者であることを明示しているため、完全にTelcoとイコールではないのだが、まぁ通じる。

「ハイビジョン」と「HD(ハイデフィニション)」

XBOXハイデフ!とか言ってたので記憶に残ってる人もいると思うが、ハイビジョンってのはHigh Visionで英語っぽいけど通じない。エイチディー、あるいはハイ・ディフィニションが対応する英語となる。当然、ハイビジョンテレビなる呼称も存在しないので、HDTVと言うことになる。

このへん参照

「ビデオカメラ」と「Camcorder」

まぁこれはおまけ。業務用のやつとかはビデオカメラって言うこともあるんで通じるちゃー通じるんだけど、なぜか家庭用の小さいビデオカメラはCamcorderと呼ぶ。



とまぁこんなところで今日はおしまい。また気づいた用語があったら追加してみたいと思う。