裁判員制度とブログ/SNSの関係

裁判員制度が始まるということで、第一号当選者には封書が届いたそうな。まぁぼけっとこんなエントリーを書いていられるということは、うちには届かなかったということだが。

制度概要を見れば当たり前なのだが「(裁判員を)やりたくない」という意見がほとんど。具体的には内閣府による事前調査では70%程度の人が「やりたくない」であり、積極的にやりたいという人は4%にとどまっている。


面白くなるのはこれからなんだろうなと思う。国民総発言社会、なんて言葉ことをBlogブームの時期に言ってた人がいるが、こういう「特定の国民が選定されてあれやこれややる」というフレームワークはBlogやSNSにぴったり。選ばれた人が状況をそれぞれの発信メディアでつづることで、マスメディアという曇りのかかったガラス越しではなく、等身大の視点*1から語られる裁判員制度の実情が見えてくれば面白い。見えないものは不可思議なものであり、不可思議なものには近づきたくないという人が大半であろう。これが具体的なものになってくれば、より深く興味を持つ者も増え、面白い制度になっていくのではなかろうか。

※現行の制度が枝葉末節まで含めて良いものかどうか、は別にして



もっとも、守秘義務の範囲が明確ではなく、どこまでをBlogに書いてよくてどこからがダメかという線引きが微妙らしいが。

裁判員は、評議の経過や、それぞれの裁判官・裁判員の意見やその多少の数(「評議の秘密」という。)その他「職務上知り得た秘密」を漏らしてはならない。この義務は、裁判終了後も生涯に渡って負う。裁判員が、評議の秘密や職務上知り得た秘密を漏らしたときは、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処される(法108条)。
ただし、公判中に話された傍聴人も知り得る事実については、話してもよいとされている。<中略>
裁判員自身が評議においてどう判断したかを公にすることを処罰することは、思想及び良心の自由を規定した日本国憲法第19条及び表現の自由を規定した日本国憲法第21条を侵害することになる。


ただしソースはWikipedia

ソースはWikipediaで深く考えずに書いてる。あしからず

*1:日本語がちょっとおかしいけど、意味は通じるだろう