自宅でうまいたこ焼きを作るための3つの"コダワリ" レシピ

休日なので休日らしい話題として、たこ焼きTipsをお送りしたい。

1.たこ焼き機にこだわる

あーちなみに3つとか書いたけど実質ほとんどがコンロとプレートできまります。念のため。

コンロにはテフロン加工されていない"鉄板"を使った、都市ガスまたはLPGガスタイプで、U字型バーナーを備えた、業務用タイプを選ぶこと。

プレートは"分厚い"ことと"鋳鉄"であることが重要。テフロン加工されたアルミ合金なんかじゃぁだめだ。なんで業務用たこ焼き器で、かつ鋳鉄にこだわるかというと、プレートがごつくて、蓄熱量が大きいから。よくある家庭用の電気式たこ焼き器+薄っぺらいテフロン加工アルミプレートっちゅぅ組み合わせでは、たこ焼き生地を流し込んだ途端に温度が下がってしまい、外カリッ、中トロッ、とした仕上がりが難しくなるからだ。

U字型バーナーはまんべんなく火力を伝えてムラなく均一に焼き上げるために必要な装備だ。楽天などでU型バーナーを謳って販売している家庭用モデルがあるが、これらはJ字型またはO字型と呼ばれるタイプで、火力により出力ムラがどうしても出てしまうので注意。

たこ焼き器配管形状



そこまでたこ焼きにこだわらないから家庭用でいいよ、と考えているあなた。業務用たこ焼き器の構造はシンプルそのものであり、鉄板のほうもふくめてきちんとメンテしてやれば一生使えるんだからここで投資を怠るのはナンセンスだ。

ちなみに私はというと、和田厨房店の下記18穴1連モノを愛用させていただいている。お値段約7千円なり。
http://www.prokitchen.jp/search/item.html?n=tk002#5

※2018年更新: 消費税増額の影響もあるのか、若干値上がって8,000円ちょい

2.ソースにこだわる

料理は調味料にこだわればおいしくなる。特に、表面に調味料であるソースを塗り塗りするたこ焼きではなおさら。というわけでおすすめのタコヤキソースは、京都の味、ツバメソース。あえて大阪の味であるヒシウメソースではなくツバメ。これは個人的趣味w 左の"お好みソース"を基本とするが、辛いソースが大好きな方は右の"オリソース"を少量かけるとたまらないうまさになる。たこ焼きにそれほど興味がない諸氏であっても、辛味が好きなら一度買ってみることをお勧めする。焼きそばや餅につけてもうまい。

 

3.生地のレシピにこだわる

超本格的にやるならだし汁を作ってやるのだが、だし汁は一度冷やさないといけないので面倒。そこで考えたのがこのレシピ。だしの素と削り粉をハイブリッド配合することで「カツオ出汁感」を作っている。

細かいことだが、ちゃんとスケール使って重量計ってまぜよう。あと、どうしても手元の材料で間に合わせたくなってしまうところだが、うまく作るにはどれが抜けてもマズイ。普段あんまり料理とかしない人だとベーキングパウダーと削り粉を在庫してないケースが多いはずだが、必ず買うように。どちらも日持ちするものだから気にするな。

下記は卵1個分のレシピで、前で紹介した18穴4.5Φの業務用たこ焼き器で0.9回分(17個)ぐらい。基本、卵何個分、というレシピで進める。卵2個分のレシピは、下記を素直に2倍してもらえればOKだ。

薄力粉 牛乳 ベーキングパウダー 砂糖 醤油 削り粉 だしの素
1個 70g 30ml 小さじ半分 小さじ2 小さじ1/4 大さじ3/4 330ml 大さじ1 小さじ1/2

ソースをかけずに食う!ぐらいの味つけにしたいなら醤油を多めに。その場合塩は入れなくてもいいぐらいだ。

おまけ: 業務用たこ焼き器を家庭で使うコツ

点火後、30秒全力で鉄板を加熱。その後、火が消えるぎりぎりまで火力DOWNさせておく。この状態で生地をすばやく流し込み、火力を全開に。裏返しを始める直前に火力を火が消えるぎりぎりまでDOWNさせる。素早く裏返し、鉄板の余熱で固めて皿に取り分ける。油を塗り直し、生地を流し込み、火力を全開に。以下繰り返し。生地を入れる瞬間の鉄板温度が高すぎると生地が鉄板にこげついてとれなくなる(ころがせなくなる)ので注意。

調理終了後は洗剤を使わず、水のみで洗う。たこ焼き器に火をつけて水分を飛ばした後、穴の中からフチの部分まで、たっぷり油を塗ってそのまま収納。次回利用時はティッシュで古い油をふき取って使う。

おまけ: 鉄板のメンテナンス

業務用たこ焼き器を買ったら、下記URLの指示に従って必ず「油なじませ作業」を行いたい。これをやらないと、まともに焼けないので注意。

http://homepage3.nifty.com/~yamashita/narashi.html

以上。諸君の充実したたこ焼きライフに期待する。