[ネットと人間]ひきこもりやニートに男が多いのは,世間の男に対する要求仕様が高いからである


「ひきこもりやニートに男が多いのはなぜか(ぼくのWeblog)」なるエントリを読んだ。


「ぼくのWeblog」中の人はNLPerを目指して修行中とのことで、その筋にはてんで学識のない私が幾ら吼えても素人の戯言かもしれないが、全く違う意見を持ったので公開してみたい。


私は、ひきこもりやニートに男が多い理由を、世間が成人男性に対して無意識に課している要求仕様(職種,年収)が、女性に対するそれに比べて高い水準にあることが原因だと思っている。特に、四年制大学(ましていわんや大学院)を卒業した男性に対しては、世間一般のそれよりも遥かに高い要求仕様が突きつけられることだろう。

Aさん 女性,25歳,  短大卒,フリーター(現職 コンビニ店員 年収180万)
Bさん 男性,25歳,専門学校卒,フリーター(現職 コンビニ店員 年収180万)


どう見たって男の分が悪い。


これは推測の域を出ないが、感覚的に世間の目はAさんに約40点という点数をつけ、Bさんには20点しか付けないだろう*1。フリーターに寛容な人が点をつけたとしても、学歴を重視しない人が点をつけたとしても、70点-50点ぐらいが精一杯だろう。20点差が縮まることはない、というのが私の意見だ。


結果、より多数の男性が劣等感を植え込まれ、他人とコミュニケーションを取るほどに、見下されて生きているような感覚を感じるようになる。また、働く前から「この職では20点程度の評価しか貰えない人間なんだろうな」と感じて働く気が失せる(あるいは一度働いてからそう感じて辞める)。そして働きたくない,人とコミュニケーションしたくないと考えるようになり、ニート化してゆくのではないか。


※もっとダークな見方もあるが、ジェンダー論や性風俗などに絡むため、なにやら意図せぬ方面から砲火を浴びそうなので割愛(ぉ

*1:個人的にはこれだけの情報では点など付けられないと思う。25歳の四大卒コンビニ店員で年収180でも、裏の顔は日本Rubyの会のボードメンバーでRailsスペシャリストなアルファブロガーなんだけどはてな以外には就職する気がなくってこっそりBlogではてな入りたい!とか書き綴りつつはてなからのオファーを待ってる人かもしれないからだ。この点数は回りのオヤジ共の声からまぁ一般的にはこんなもんだろうとあてずっぽうで付けた値であって他意はない