久夛良木さんPSPスピーチまとめ

ファミ通提供、久夛良木さんスピーチの録画ファイルを見た。
主要ニュースサイトでは触れられていない部分もあるので簡単にまとめ。
http://www.famitsu.com/game/news/2006/03/16/103,1142439330,50079,0,0.html

  • PS1よりもPS2よりも、導入が進んでいる(1千数百万台)
  • 世界的に見ても2005年度、携帯ゲーム機が大きなビジネスとなった(ちょっと聞き取り辛かった。ゲーム界のなんちゃらを携帯ゲーム機が払拭した、という意の事も言っていた))
  • PSPの第一用途は"ゲーム" in Europe, and US。また一番多い使用場所は自宅,他人宅
    • 「家でゲームをする」人が一番多いが、「家で動画を見る」人はその7割ぐらい居る。そう少ないわけではなさそう。外出先でも1位は「ゲームをする」だが、「動画を見る」人はゲームをする人の8〜9割程度までUPする(全てEuropeの話)*1
    • Europeではゲームが圧倒的に多い。USでは動画などの使用も多い。流石はIT先進国だ
  • PSPのメインストリーム層は20代男性
    • PSP当初、ゲームの枠を超えるゲームで女性にアプローチすることを計画していた。実際はNintendoのほうが成功し、女性ユーザを圧倒的に確保。当初の想いを忘れていたなと反省
  • PODCASTINGネットラジオ,動画ストリーミングなどが流行しつつある
    • まだインフラ等問題はあるが、すぐに解決されそうだ。放送と通信の垣根が崩壊・・・とは言いすぎだが垣根が下がって行くだろう
  • PSP用カメラ付きマイク(USB接続)を2006秋発売
    • ネットを通じてコミュニケート。PSPの基本機能としたい。ゲーム中のChattingを含めてさまざまな事が出来るようにする。ファームのUpdateは10月頃を予定。EyeToyはEuropeで大流行している。EyeToyについてもPSPで展開する。
  • GPSレシーバー2006年中に発売。こちらもUSB接続
    • タウン情報(ぐるなび等)と連携するにはPSPは格好のデバイスと思う。リアルの世界におけるゲームのようなものになるのではないか。位置情報は毎秒UPDATE。アンテナは可倒式なので手持ちスタイルでも大丈夫
  • 家内がゴルフを初めた為、熟年離婚対策で一緒にゴルフをやるようになった(久夛良木さんんの私事)
    • ゴルフカートにGPS付いてて便利と感じた。それがきっかけでPSPGPSの開発を指示
  • 2006年春にファームウェアのVersionUPを実施
    • 内容は内蔵ブラウザのFlash対応,RSSによるビデオストリーミング対応,UMDビデオプロファイルの拡張(具体的にどうなるかは言及なし),中国市場に向けて中国語フォント内蔵,GPSとカメラ用APIの提供
  • VoIP対応も計画している
  • PS3PSPの接続はWiFiもしくはUSB
    • PS3の映像をPSPに,PSPの映像をPS3に出すことも可能。超高級リモコン化
  • MSでのコンテンツ供給を考えている
    • インターネットサーバからMSにDL、MSからそのまま起動
    • ネットでPSP向けゲームがリリースできる
    • PSPでPS1のゲームをエミュレータ介して動かす
      • ほとんどオリジナルに近いコードが遊べる
    • SONYに預けて配信してもらう,独自配信どちらも可
  • 海外は従来ValuePackのみだったがPSP単体発売を開始
    • UA199$,Europe199ユーロで発売
    • 日本は従来なかった白の単体発売を開始(4/15)
    • どっかの人のように『今日ここから店に行けば買えます』をやってみたかったが(笑) 3月中発売ということでご容赦いただきたい
  • PSP開発ツール75万円を50万円に価格改定
    • ゲーム業界のさらに外にいるひとたち(ケータイコンテンツ屋さん等)が色んなソフトを作れるように


以上。まずは事実のみ。
所感については別エントリにて書きたいと思う。

*1:資料から筆者が判断して追加。久夛良木さんは『家でゲームする人が圧倒的に多い』『やっぱりプレイ内容はゲームが1位』とだけ強調。ゲームデベロッパーヨイショと取れなくもない