移動や会議の多いビジネスマンは、はてブの注目エントリを全部タブで開くBookmarkletで効率的な情報収集を。

ちょっと前に情報収集のやり方を公開し合うネタがブームになっていたが、ひねくれものの私はあえてブームに乗らずに今頃公開してみることとする。単に仕事がテンパっててそれどころじゃなかったんだい、というのは内緒だ(ぉ

で、やってることはRSSリーダーと「お気に入りを一括で開く」機能を併用しつつ、新しいネタ探しにはてなブックマークを併用、という何の変哲もない収集方法。だが、はてなブックマークのチェック方法が一風変わっているはずなので、こちらを紹介することとしたい。

用意するのはタブ・ブラウザ。私はSleipnirを愛用しているが、Firefoxでも勿論OK。Firefoxの場合は新しいウィンドゥを開くリンクを新しいタブで開くように設定しておく必要があるが。で、お気に入りなり何なりからはてなブックマークにアクセスし、そこにずらり並んだ「注目エントリー」50個を、全てタブで開くのである。それも、しこしこ1個づつクリックするのではなく、ブックマークレットを使って50個全て自動的に開いてしまうのだ。

『おいおい、それじゃぁ興味の無いページもまとめて開かれてしまうじゃないか』

というご指摘はもっともだ。だが、この開き方をするにはわけがある。注目エントリページを3ページも繰れば、興味の無いネタも含めて瞬く間に150もの注目エントリがローカルキャッシュに保存されるのである。私のように移動が多かったり、会議が多かったりする企画職能系ビジネスマンにとって、ニュースがローカルキャッシュに落ちているということは大変に意味がある。そう、ちょっとした移動時間や、会議開始までの待ち時間などに、ごりごりとエントリ・チェックできるからである。回線のある状況下で興味のあるものをセレクトしている時間がないから、一気にまとめてDLしてあとで選別しよう、というわけだ。

勿論、メリットはそれだけではない。はてブのピン機能などを活用しようとすると、表題のつけ方が甘いエントリはチェック対象から抜け落ちやすいものだ。この手法を使えば、とりあえず全エントリに一度は目を通すため、良質エントリを見逃し難いのである。



大量タブが開かれたあとは、キーボードショートカットやマウスへのショートカットキー割り当てを活用し、読み終わったエントリや趣味に合わないエントリはどんどん閉じて行く。Sleipnirではタブをダブルクリックすることでロック(閉じられなくする)することができるので、『あとで読む』系エントリや、ブックマークしておきたいエントリはロックしてから次のエントリへと読み進むようにするのである。ざっと読み終わった後には、ロックされたエントリのみが残るというわけだ。

私は技術者ではないが、欲しいモノは作るという理系の性分は持ち合わせている。というわけで、ブックマークレットは自作してみた。JSを書くのなんて何年ぶりだか...。本エントリを読んで『試してみたい』と思った方は、下記ファイルをダウンロードし、「お気に入り」にドラッグ&ドロップして使ってみてほしい。*1

はてなブックマークの注目/人気エントリ一覧を一気に開くブックマークレット



使用上の注意点は3つ。1つ、間違ってもIEで開かないように。ブラクラ状態になっちまうorz 1つ、YouTubeは自動再生されないような設定にしておく(私はFlash-OFFにしている)。その他のサイトの読み込みにえらく時間がかかってしまうからだ。 1つ、Sleipnirを使う場合はポップアップブロック非対象サイトとしてb.hatena.ne.jpを登録しておくこと、以上だ。

使う前に、使ったらどうなるのか知りたい、見てみたいという奇特な方のために実際に使用している映像をYouTubeにUPしておいたのでご参考迄。しかしスクリーンキャプチャ載せるにはYouTubeは向かないなぁ...。

http://www.youtube.com/watch?v=IiQmFSgj8G4

追記 > FirefoxのLivebookmarkを使えば同様のことが出来るんじゃないの? とのご意見をいただいた。livebookmarkはRSSフィードをソースとしてリンク先を検出するため、最新の10〜20件に限定されてしまい、ただひたすらにエントリを"片っ端から大量に"取得するという今回の用途とはちょっと異なる、という認識。あまりFirefoxに詳しくないので、いやいや50件、さらには次の50件もあわせてさっくり開ける方法があるよ、ということであれば教えていただきたい

*1:ちなみにロジックは大変単純で、ターゲットウィンドゥがBLANKになっているリンクを全部抽出してひたすら新規ウィンドゥで開くだけ。なので、はてブだけならずはてなRSSなどでも問題なく活用できてしまったりする