毒肉まんTV局をあげての壮大な釣りw マスメディア不信はWebメディアにどう影響するか!?

豚肉の代わりに使用済み段ボール紙を詰めた肉まんが北京市内の露店で違法に販売されていたと北京テレビが報道し、市公安局が調査した結果、テレビ局の“やらせ報道”であることがわかったと、市政府系のインターネット・ニュースが18日伝えた。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070718i315.htm?from=main3

そうきたかっ! TBSなんてメじゃない。2chの釣りスレの落ちをみているようでここまでくるとすがすがしいというかなんというか...。

これを受けて、北京テレビは「管理が行き届かず虚偽の報道をしたことで社会に良くない影響を与えた」と謝罪したという。

このくだりはもうそのまんま "北京テレビは『すいません釣りでした』と謝罪したという" に差し替えてあげたいぐらいだ。

ポイントになりそうなのは「唯面白おかしいネタをつくりたかった」だけなのかどうかだろう。非常に穿った見方をすると、大きなビジネスがバックにあって金が動いていたりする可能性があったりして...。オーガニック食品を売りたい人々から大きな金が動いてはいないだろうか? 輸入食材を扱うコングロマリットがバックにいたりはしないか? なんてB級映画ばりの想像をしてしまう。

ダンボール肉まん事件と中国マフィアの関係とは!?

来週あたりのゴシップ系週刊誌はこんなタイトルで客を引きそうな気がしてならない。

はたまた、実はヤラセじゃなかったんだけれどもヤラセだってことにしてしまえば中国製食材すべてに対する信用問題を避けられる!? なんて政府筋の息が掛かった二重の釣りだったり...。


結局のところ、マスメディアなんてものは信用できなくて、何が正しい情報で何が正しくない情報なのかわからない...なんてのは昔から変わっていない。だが、インターネット(特にCGM)によってリークされる情報が増えてしまったがゆえに『マスメディアは信用ならないということに今頃気づいてしまった人々』が今後どのようにCGMと向き合ってゆくのかは注目だ。

モノを買うにあたってよりCGMでの評価を重要視するようになる? TVの報道番組に興味を持たなくなる? 自ら情報発信したくなる? TVや雑誌のランキング情報が意味をなさなくなる? ...なんてことは流石に一朝一夕では起こらないだろうが、少しづつ少しづつ、こういった傾向が強くなっていくことは否めないだろう。


今回のヤラセ判明はインターネットによるものではなかったようだが、マスメディア(オールドメディア)の信用が落ちれば落ちるほどWeb Media界隈が面白くなってくれるので、不謹慎ながら今回の報道については歓迎したい。


※"今回の報道"とは"不正を明るみに出したこと"であって"不正を行ったこと"を歓迎するわけではない、念のため。