iPhone4SからiPhone5に買い替えたので、カメラ比較をやってみようということで違いがわかりやすい静物にてテストしてみた。光源は2400kの蛍光灯×2。これを以前のエントリで紹介した撮影用ボックス経由で照射して撮影している。手振れの影響など出ぬよう、クランプを使って三脚に固定しての撮影とした。尚、4SはiOS5、5はiOS6を使っている。
HDR同士で比べると、
iPhone4Sはかなり派手なエフェクトをかけていて、
コントラスト比も高い。シャープネスもかなり効いている。対する
iPhone5は大変おとなしく、これほんとに
HDR効いてる? と疑ってしまうぐらい。まぁ好き嫌いのある部分なのでどっちがいいとは言わないが、4Sのほうがより『
HDRらしい』写真が撮れるとは言えるだろう。上記サムネイルではまったくもってわからないと思うので、下記比較画像を見ていただければと思う。左が
iPhone5、右が
iPhone4Sだ。
続いて
HDR-OFFでの比較。
iPhone4SではWBをうまく合わせられず、大分と赤みがかってしまっている。また、白っぽく霞がかったような絵となってしまった。これは何度か同一条件で撮影しなおしても変わらずであったことを付け加えておく。その際のサンプルは
FlickrにSETを作っておいたのでそちらで見ていただければと思う。
コントラスト比については
iPhone4Sが低すぎ。
iPhone5のほうは
コントラスト比が高く、シャッキリとした絵となっている。
わかりにくいのでこちらも部分拡大画像を載せておこう。服の端にあたるギザギザ部分と、ネクタイのグラデーションを見てもらうと
コントラスト比が引き上げられているのがよくわかると思う。わずかにシャープネスも掛けているのかもしれない。左が
iPhone5、右が
iPhone4Sだ。
以上、簡単ではあるが
iPhone5と
iPhone4Sにおける
静物撮影比較である。まとめると以下のような変更となる。まぁ正直なところ『フツーの人にはちょっとワイドになったかな、ぐらいで違いがわからん』というのが正直なところ。まぁ気になるマニアな人は原寸大写真を置いておいたので確認するなりご自由にどうぞ。
- AWB(オートホワイトバランス)の精度がUP
- レンズが変わってちょいワイドに(35mm相当だったレンズが33mm相当に)なった
- HDRの効果が抑えられ、派手さがなくなった
※どーでもいいけどiPhoneでフィギュア写真って結構いけるのね、固定めっちゃ大変だけどw
最後におまけてEOS Kiss X3 + TAMRON 90mm F2.8マクロにて同一条件(照明は変えず、カメラ位置は変更)で撮影したサンプルも置いておく。比較用にどうぞ。